特集「無形文化遺産 和食の世界との融合」
令和4年8月5日

(中塚哲次料理人(写真左),宮原優料理人(写真右))
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。「和食」という食文化は自然を尊重した日本人の心を表現したものであり、伝統的な社会的慣習として受け継がれてきた事が評価されました。日本の国土は南北に長く、また海に囲まれた島国です。海・山・川などの自然豊かな土地で採れる食材、またそれを貯蔵する技術と知識が「和食」の基幹となっています。
公邸での会食は洋コース・懐石料理・和洋折衷をベースに提供しています。会食ではジュネーブという国際都市の土地柄、国籍も文化も様々なゲストがご来館されます。ゲストに合わせた料理構成を常に念頭に置いて料理を提供し、和→洋、洋→和など両方の観点から融合し、「和食」のベースにある日本の調理文化を表現することで「日本」のアピールにも繋がります。
この連載に於いて和と洋の融合をテーマとすると共に移り行く四季を表現し少しでも日本を感じていただけたら幸いです。
在ジュネーブ国際機関日本政府代表部
大使公邸料理人
宮原 優
中塚 哲次
大使公邸料理人
宮原 優
中塚 哲次