スーダンのWTO加盟に係る我が国との二国間市場アクセス交渉の妥結・署名式(4月11日)
平成30年4月11日
4月11日,当代表部において,日本とスーダン共和国の間でスーダンのWTO加盟に係る市場アクセス二国間交渉が妥結した旨をWTO事務局に通報する文書への署名式が行われ,日本政府を代表して伊原大使が,スーダン政府を代表してムスタファ・オスマン・イスマイル・エラミン(Mustafa Osman Ismail ELAMIN)当地スーダン大使がそれぞれ署名を行いました。
スーダンのWTO加盟に向けたプロセスは1994年に開始され,多国間交渉(作業部会における加盟議定書に向けた交渉)及び二国間交渉(物品及びサービスの市場アクセスに関する交渉)が行われてきました。
2016年7月から当代表部の桑名良輔公使がスーダン加盟作業部会議長を務めているほか,日本は国際貿易センター(ITC)への拠出を通じてスーダンのWTO加盟を支援してきました。
署名式において,伊原大使から,スーダンはアフリカとアラブ圏にまたがる重要な国であり,スーダンのWTOへの加盟実現は,同国の経済成長のみならず,多角的貿易体制の強化に資するものとして,我が国との二国間交渉の妥結が早期の加盟実現に向けたモメンタムを強化することを期待する旨述べました。
参考:「WTOへの加盟」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/wto/data/kamei.html)