令和3年春の外国人叙勲 フランシス・ガリ元世界知的所有権機関(WIPO)事務局長の旭日大綬章受章(2021年4月29日)

令和3年4月29日
 2021年4月29日(日本時間)、日本政府は、令和3年春の外国人叙勲受章者を発表し、この中で、フランシス・ガリ元世界知的所有権機関(WIPO)事務局長が叙勲されることが公表されました。ガリ元WIPO事務局長は、知的財産分野における日本とWIPOとの連携強化に寄与した功績が認められ、本年、旭日大綬章を受章することとなりました。
 
● 賞賜:旭日大綬章
● 功績概要:知的財産分野における日本とWIPOとの連携強化に寄与
● 氏名:フランシス・ガリ(Francis Gurry)
● 主要経歴:元世界知的所有権機関(WIPO)事務局長
● 国籍:オーストラリア
 
 ガリ氏は、2008年10月から2020年9月までの世界知的所有権機関事務局長としての在任中、国際知的財産制度を継続的に改善し、我が国における知的財産権の取得及び活用の利便性を向上させました。また、同氏は、講演等を通じて知的財産保護の重要性を周知し、一般の人々の知的財産を尊重する意識の向上に寄与しました。同氏は、我が国と連携して知的財産分野での途上国支援を進め、知的財産分野における我が国の国際的なプレゼンスの向上にも貢献しました。