山﨑大使の「特別かつ異なる待遇:Special and Differential Treatment(S&DT)」ウェビナーへの出席(2021年2月26日)

令和3年3月17日
            
 
  山﨑大使は、2月26日、 ベルン大学世界貿易研究所及び国立台湾大学アジアWTO国際衛生法政策研究センター共催によるWTO交渉において重要な議論となっている「特別かつ異なる待遇:Special and Differential Treatment(S&DT)」に焦点をあてたウェビナーに参加しました。途上国、特に後発開発途上国が国際貿易体制に適応する上でS&DTの議論は不可欠です。山﨑大使から、我が国が戦後経験した国際貿易体制統合への過程で経験した困難な歴史も紹介しながら、いかなるS&DTが必要となるのかという議論は、真にS&DTを必要とする国の権利や義務に影響を与えるものではない旨発言しました。更に、時代毎に直面する課題に適切に対応し、現実を踏まえたルールに改変したり新たに必要となるルールを策定するためにもS&DTの議論は必要なものであり、ひいてはあらゆる面での持続可能な成長を遂げるものとなる旨発言しました。