日本映画上映会「あん」の開催(2019年11月12日)

令和元年11月27日

 11月12日(火),世界知的所有権機関(WIPO)内において,日本政府代表部は,ブラジル,エクアドル,フィジー,インド,ポルトガル,国際ハンセン病団体連合(ILEP)と共催で,日本映画上映会「あん」を開催しました。


 岡庭健次席常駐代表による上映会開催の趣旨及び日本のハンセン病患者・回復者及び家族に対する差別撤廃の取組についての説明の後,ハウランド国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)発展の権利・経済・社会問題部長は,1人1人が偏見を克服する必要性を強調しました。続けて,国連のアリス・クルス・ハンセン病差別撤廃特別報告者からのメッセージをユンキョー・アンOHCHR人権担当官が代読しました。メッセージでは,ハンセン病患者・回復者による「声なき声」に耳を傾けることの重要性を訴えていました。


 その後,映画「あん」を上映しました。上映後,レセプションを開催し,参加者はハンセン病にかかった人々の直面する差別,困難について理解を深め,意見を交わしていました。