WTO(世界貿易機関) 対日貿易政策検討会合(3月8日及び3月10日)

平成29年3月17日

【会合の様子:伊原大使】

 

 3月8日及び10日の2日間,WTO(世界貿易機関)において,我が国の貿易政策を審査する対日貿易政策検討(Trade Policy Review)会合が開催されました。WTOでは,加盟国の貿易政策・慣行につき透明性を確保し,理解を深める観点から,WTO協定に基づき,加盟国の貿易政策等についての質疑応答を中心とする貿易政策検討会合が定期的に行われているところです。
 本会合には,我が国からは,伊原純一在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使,宇山智哉外務省経済局審議官(我が国代表団長)等が出席しました。我が国からは,経済財政政策及び貿易政策の紹介を行うとともに,反グローバリズムや保護主義が台頭する目下の国際政治・経済情勢においてこそ,自由で公正なルールに基づいた自由貿易の推進に中心的な役割を担うWTOが,多角的貿易体制の維持・強化に向けた真価を発揮すべき,その実現のため,我が国はWTOにおいて日本の役割を果たしてく旨のステートメントを行いました。これに対し,各国からは,反グローバリズムや保護主義が台頭する目下の状況においても,日本が多角的貿易体制の維持・強化に貢献してきていることを賞賛するとともに,今後の日本の役割に期待を寄せる旨の意見が多く出されるなど,友好的な雰囲気で会合が進められました。
 

【会合の様子】

報告書

WTO:2017年対日貿易政策検討会合

ステートメント

我が国による1日目ステートメント(英語)(PDF)
我が国による2日目ステートメント(英語)(PDF)