令和元年春の外国人叙勲 ウィリアム・レイシー・スウィング元国際移住機関事務局長の旭日大綬章受章

令和元年5月21日

 2019年5月21日(日本時間),日本政府は,令和元年春の外国人叙勲受章者を発表し,この中で,ウィリアム・レイシー・スウィング元国際移住機関(IOM)事務局長が叙勲されることが公表されました。スウィング元IOM事務局長は,人道支援分野における日本の地位向上及び日本とIOMとの連携強化に寄与した功績が認められ,本年,旭日大綬章を受章することとなりました。

● 賞賜:旭日大綬章
● 功績概要:人道支援分野における日本の地位向上及び日本とIOMとの連携強化に寄与
● 氏名:ウィリアム・レイシー・スウィング(William Lacy Swing)
● 主要経歴:元国際移住機関(IOM)事務局長
● 国籍:アメリカ合衆国

 スウィング氏は,2008年10月から2018年9月までの国際移住機関事務局長としての在任中,移住,難民の定住,人身取引被害者支援を含む幅広い分野での協力を通じ,日本とIOMの関係強化を図りました。また,同氏は,IOMによる在外邦人の緊急待避支援に関する覚書の作成において主導的役割を果たしました。同氏は,IOM事務局長として,毎年訪日し,外務省とIOMの共催による「外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ」に出席しました。こうした活動を通じ,同氏は,外国人の社会統合に関する啓発や理解を促進するための地方自治体を含む日本政府の活動を支援してきました。