第96回ILO総会の開催について

 

 

 今般、国際労働機関(ILO)の第96回総会が、下記の日程にて、当地にて開催される(会場はパレ・デ・ナシオン。ただし、条約勧告適用委員会についてのみ

ILO本部ビル)。
 ILO総会は、毎年1回(通常6月)、ILO加盟180カ国の政府、労働者、使用者よりなる代表団が一堂に会する最高意思決定機関であり、ILO条約等の国際労働基準の策定を含め、労働問題に係る議論を行う。会議文書は、すべてILOのWEB上にてアップされている。
 なお、会期終了後の6月15日午後に第299回理事会(1年任期の理事会議長選出等)も併せて開催されることとなっている。
 総会の主な議題及び5月11日付で閣議決定された我が国代表団の氏名は下記のとおりである。

 

                                                記

 

【会期】
平成19年5月30日(水)~6月15日(金)

 

【主な議題】

  1. 事務局長の報告

       事務局長の報告に基づき、各国政労使の代表による演説が行われる。

  1. グローバルレポート審議

       本年は、「働く上での平等に係わる課題への取組み」と題された報告書に基づき、6月8日に審議が行われることとなっている。

  1. 条約及び勧告の適用に関する情報及び報告(条約勧告適用委員会)

       条約勧告適用専門家委員会の報告等をもとに、各国の条約の適用状況等に関する議論を行う。なお、ミャンマーの29号条約案件の特別セッション       が2日(土)午前に予定されている。

  1. 漁業部門における労働(1回討議)

       2005年の第93回総会にて成立しなかった、漁業労働に関する諸条約を統合した漁業労働統合条約案について再度議論を行い、その成立を目指       す。

  1. グローバル化の中におけるILOの目的達成に向けた加盟国の取組を支援するILOの機能強化(一般討議)

       加盟国におけるディーセント・ワーク(適切な仕事)の実現に向け、ILOの機能強化について議論を行う。

  1. 持続可能な企業(活動)の促進(一般討議)

       経済・社会が発展する中でのディーセント・ワークのための民間企業の役割等について議論を行う。

  1. その他

       2008-09年のILOの計画・予算案、加盟国の分担率等について審議を行う。

 

【我が国代表団の氏名】 (別紙)

 

 

 


(別紙)