人事センター
国際機関の人事制度の基礎知識 国連職員の職種・勤務条件の概要は本省サイトをご覧ください。
ジュネーブに本部を置く国際機関のランク別採用体系は以下のとおりです。
国際公務員のランク
職員のランクは、事務総長、副事務総長、USG、ASG、D-2、D-1、P-5、P-4、P-3、P-2、P-1となっており、USG以下の職名、一般的な必要職業経験年数は次のとおりとなっています。
ランク | タイトル | 代表的な職責 | 必要職業経験年数(注1) |
---|---|---|---|
USG | Under Secretary General | 局の長 | - |
ASG | Assistant Secretary General | 局の次長 | - |
D-2 | Director | 部の長 | 20年~25年 |
D-1 | Principal Officer | 部の次長 | 15~22年 |
P-5 | Senior Officer | 課の長 | 13~17年 |
P-4 | First Officer | - | 8~12年 |
P-3 | Second Officer | - | 5~8年 |
P-2 | Associate Officer | - | 2年 |
P-1 | Associate Officer | - | - |
(注1)修士修了者を前提としています。
年数は最近の空席広告において求められている一般的な数値を示しています。
(注2)現在、P-1レベルでの採用はほとんど行われておりません。
一般的な採用方法
- 1.UNCTAD、OHCHR、OCHA
- P2レベルについては国連競争試験による採用が一般的です。P3レベル以上については空席広告による採用が原則ですが、採用に当たっては内部候補者が優先されます。
- 2.UNHCR
- 内部職員のみ閲覧可能な空席広告(年2回)による採用が原則です。外部からUNHCRに入るためにはJPOやUNV(国連ボランティア)として勤務し、年1回実施される国際専門職ロスター(IPR)試験に合格した上で、法規課の空席広告に応募する必要があります。
- 3.ILO
- 正規職員の採用は空席広告(年2回)による採用が原則ですが、現在勤務している職員のみ応募可能なポストがあります。